プロ直伝!ツヤ感・マット感をコントロールする部分使いテクニック

プロ直伝!ツヤ感・マット感をコントロールする部分使いテクニック

理想のツヤ感&マット感を知ろう

「プロ直伝!ツヤ感・マット感をコントロールする部分使いテクニック」を実践する前に、まずは自分の肌やスタイルにぴったり合う“ツヤ感”と“マット感”の特徴や違いについて理解しておきましょう。
日本では、ナチュラルな美しさが重視される傾向が強く、その中でも季節やトレンドによって求められる質感が変化します。最近は、ヘルシーでみずみずしいツヤ肌が人気ですが、一方で上品なセミマット仕上げも根強い支持を集めています。
例えば、春夏には透明感あふれるライトなツヤ感が好まれ、秋冬はしっとりとした落ち着きのあるマット感がトレンドになることも。
大切なのは、自分の肌質や顔立ち、ファッションスタイルに合わせてバランスよく取り入れることです。
この章では、それぞれの質感の基本的な特徴や、日本の最新トレンドを押さえつつ、自分に似合う“理想の質感”を見極めるポイントについて解説します。

2. 部分使いで叶える!プロおすすめアイテム

メイクの仕上がりを格上げするには、全顔に同じ質感を乗せるのではなく、パーツごとにツヤ感・マット感を調整することが大切です。ここでは、日本で人気のコスメや美容雑貨から、各部分ごとに使えるプロおすすめのアイテムと、その使い方ポイントをご紹介します。

部分別おすすめアイテム一覧

部位 ツヤ感UPアイテム マット感UPアイテム
おでこ・鼻筋 RMK グロースティック イニスフリー ノーセバムミネラルパウダー
頬骨・Cゾーン セザンヌ パールグロウハイライト キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー
目元 SUQQU シマーリクイドアイシャドウ KATE デザイニングブラウンアイズ(マットカラー)
オペラ リップティント(シアー系) ロムアンド ゼロマットリップスティック

使い方のポイント

おでこ・鼻筋:立体感を演出するハイライト使い

RMKグロースティックなどクリームタイプのハイライトを指先で少量取り、おでこや鼻筋に軽くなじませることで自然なツヤと立体感が生まれます。皮脂崩れが気になる場合は、イニスフリーのノーセバムミネラルパウダーでTゾーンだけを押さえましょう。

頬骨・Cゾーン:光を集めて華やかな印象に

セザンヌのパールグロウハイライトはコストパフォーマンス抜群。ブラシで頬骨や目尻側のCゾーンにふんわり乗せれば、一気に透明感がアップします。逆にナチュラルな仕上がりにしたい時は、キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーで軽くぼかしてソフトなマット肌へ。

目元:質感ミックスで奥行きをプラス

SUQQUのシマーリクイドアイシャドウは、まぶた中央にポンとのせるだけで濡れたようなツヤが実現。引き締めたい部分にはKATEのマット系ブラウンを使って陰影をつけることで、洗練された印象になります。

唇:旬な質感で雰囲気チェンジ

オペラ リップティントのシアータイプは自然な血色感とみずみずしいツヤを演出。マットに仕上げたい時はロムアンドのゼロマットリップスティックがおすすめ。中心から外側へ指でぼかしながら塗ると今っぽい抜け感リップになります。

Tゾーン・Uゾーン別の仕上げテクニック

3. Tゾーン・Uゾーン別の仕上げテクニック

ツヤ感を活かすTゾーンのメイク術

プロ直伝!自然なハイライトで立体感アップ

Tゾーン(額から鼻筋にかけて)は、顔全体に明るさと立体感を与える重要なパーツです。プロのメイクアップアーティストは、Tゾーンにパール感や微細なラメ入りのハイライトを部分的に使い、ツヤ感を演出します。ファンデーション後、指先やスポンジで薄くハイライトを重ね、ギラつかずナチュラルな輝きを意識しましょう。特に鼻筋は細めに入れることで、シャープな印象に仕上がります。

マットに仕上げたいUゾーンのポイント

皮脂崩れ防止&大人っぽい質感をキープ

Uゾーン(頬からあご周り)は、皮脂が気になりやすいエリア。ここでは、ツヤよりもマットな質感がおすすめです。プロは、皮脂吸着パウダーやプレストパウダーをブラシで優しく乗せて、サラッとした肌に整えます。特に小鼻や口元などヨレやすい部分は丁寧に押さえるのがコツ。部分使いすることで、メリハリのある洗練されたフェイスラインが完成します。

顔全体でバランスを取るプロのひと工夫

部分使いで自分らしさを表現しよう

ツヤとマット、それぞれの質感を顔のパーツごとにコントロールすることで、トレンド感のある“メリハリ美肌”が手に入ります。自分自身の骨格や好みに合わせて、Tゾーンにはツヤ、Uゾーンにはマット、と使い分けることでワンランク上のおしゃれ顔へ。性別や年齢を問わず、自分らしい美しさを表現できるのがこのテクニック最大の魅力です。

4. 時短&キープ力UPの裏技

忙しい朝や仕事終わりのメイク直し、できるだけ手早く&美しく仕上げたいですよね。ここでは、プロも実践する日本流時短テクとツヤ・マット感を長持ちさせる工夫をご紹介します。

部分使いで叶える時短テク

全顔にベースメイクを重ねるのではなく、ツヤを出したい部分・マットに仕上げたい部分だけを狙ってアイテムを使うことで、時短&仕上がりの満足度もUP!特におすすめなのは以下の方法です。

部位 時短テク
おでこ・鼻筋 ハイライトスティックを指先でトントンと乗せて自然なツヤ感をプラス
Tゾーン・あご 皮脂崩れ防止パウダーでさっと押さえ、マット感をキープ
頬骨上 リキッドハイライトを少量だけなじませて立体感演出

キープ力UPのための日本流ひと工夫

湿気や皮脂崩れが気になる日本の気候でも、長時間理想の質感を保つには小技が必要です。下地選びや仕上げミストなど、日本で人気のポイントをまとめました。

悩み別 おすすめアイテム・使い方
ツヤ感が消えやすい オイルイン下地+保湿系フィックスミストでツヤをロック!
マット感が崩れる 皮脂吸着パウダー+ティッシュオフで余分な油分カット

プロからのワンポイントアドバイス

メイク直しには「重ねすぎない」ことが大切。朝のベースメイクからしっかり部分使いを意識すると、日中のお直しも最小限でOKに。ぜひ自分らしい組み合わせや工夫も楽しんでみてください。

5. 性別問わず使えるセルフ表現アドバイス

誰でも楽しめるツヤ・マットコントロールの魅力

近年、日本でも「ジェンダーフリー」や「ユニセックスメイク」が注目されており、性別にとらわれない自由なメイク表現が支持されています。ツヤ感やマット感のコントロールも、女性だけでなく男性やノンバイナリーの方など、すべての人が自分らしく楽しめるポイントです。たとえば、肌に自然なツヤをプラスすることでフレッシュな印象を演出したり、部分的にマットな質感を取り入れることで知的でクールな雰囲気を作ることができます。

最近のジェンダーフリーメイクトレンド

今、日本の若者を中心に「ナチュラルだけど垢抜けた印象」を重視する傾向が強まっています。特に、ハイライトで頬骨や鼻筋にさりげないツヤを仕込み、Tゾーンやあご先はマットパウダーで引き締めるなど、部分使いで全体のバランスを整えるテクニックが人気です。また、アイシャドウやリップも、ブラウンやベージュなど性別問わず使いやすいニュートラルカラーが多く取り入れられています。

自分らしさを大切にしたメイクアップ

大切なのは、「こうしなければならない」という固定観念に縛られず、自分自身が心地よく感じる質感や色味を選ぶことです。プロのメイクアップアーティストも、「その人らしさ」を活かすために、肌タイプや骨格に合わせたツヤ・マットの調整方法を提案しています。ぜひ気軽にいろいろ試しながら、鏡の前で新しい自分を発見してみてください。

まとめ:性別もルールも超えて楽しもう!

ツヤ感・マット感のコントロールは、誰でも簡単に取り入れられるセルフ表現の一つです。性別や年齢に関係なく、自分らしい美しさや個性を引き出せるので、毎日のメイクタイムがもっと楽しくなるはず。最新トレンドも参考にしつつ、あなたらしいスタイルで自由自在にメイクを楽しんでください。

6. 仕上がりをグレードアップ!プラスαのワンポイント

プロならではのフィニッシュテクニック

ツヤ感・マット感を自在にコントロールできたら、最後の仕上げでほんの少しこだわることで、プロ級のメイクに近づきます。まず、顔全体のバランスを見て、ハイライトやシェーディングを「足す」か「引く」かを判断しましょう。例えば、ツヤを強調したい部分には指先で少量のクリームハイライトを重ね塗りし、逆にテカリが気になる場合はティッシュオフしてからルースパウダーをほんのり乗せるだけで、格段に洗練された印象になります。

日本流『こなれ感』の演出法

日本のトレンドで大切にされている“こなれ感”は、「頑張りすぎない自然な仕上がり」。ツヤとマットが同居する絶妙なバランスがポイントです。例えば、目元や鼻筋など光を集めたい部分にはパール系ハイライトをさりげなく。逆にフェイスラインや小鼻にはソフトマットな質感でメリハリをつけましょう。また、チークやリップも主張しすぎず、全体の質感と調和する色味・質感選びが大切です。

もう一歩差がつく!細部へのこだわり

仕上げのひと手間としておすすめなのが、「スポンジやブラシで境界線をぼかす」こと。特にツヤとマットが交差する部分は指やスポンジで丁寧になじませると、自然なグラデーションとなり、一気に垢抜けた雰囲気へ。また、日本人に多い肌悩み(赤みや毛穴)にはコンシーラーやカラーコントロール下地で微調整すると、より自分らしいナチュラル美肌が叶います。

プロ直伝のテクニックと日本ならではの“こなれ感”を取り入れて、自分だけの魅力あふれるツヤ&マットメイクを楽しんでください。