1. 成分表とは?日本の法律と表示ルール
日本で販売されているシャンプーやトリートメントのパッケージには、必ず「成分表」が記載されています。この成分表は、消費者が中身をしっかり確認できるように、日本の法律である薬機法(旧・薬事法)によって表示が義務付けられています。薬機法に基づき、製品に配合されている全ての成分を、配合量の多い順番で表示する「全成分表示」のルールが定められています。
特に日本ではアレルギーや敏感肌の方も多いため、どんな成分が使われているか一目でわかるようになっています。例えば、香料や防腐剤なども例外なく記載しなければならないため、ご自身の肌質や髪質に合うかどうかを選ぶ基準として非常に重要です。また、「医薬部外品」と呼ばれるアイテムの場合は、有効成分とその他の成分が区別して表示されます。シャンプーやトリートメントを選ぶ際は、まずこの成分表を見ることから始めるのがおすすめです。
2. よく見かける主な成分と役割
シャンプーやトリートメントの成分表を見たとき、どんな成分が含まれているのか気になったことはありませんか?ここでは、よく記載されている代表的な成分とそれぞれの役割について分かりやすくご紹介します。
界面活性剤(洗浄成分)
シャンプーに必ず含まれる成分で、髪や頭皮の汚れや皮脂を落とす役割があります。日本でよく使われる界面活性剤には、「ラウレス硫酸Na」や「コカミドプロピルベタイン」などがあり、それぞれ洗浄力や刺激の強さが異なります。敏感肌の方はマイルドなアミノ酸系界面活性剤(例:ココイルグルタミン酸Na)を選ぶと安心です。
保湿成分
髪や頭皮の乾燥を防ぐために配合される成分です。「グリセリン」や「ヒアルロン酸Na」、「加水分解コラーゲン」などが一般的で、しっとりした仕上がりを求める方におすすめです。
シリコーン類
トリートメントや一部のシャンプーに配合されることが多い成分です。「ジメチコン」「シクロペンタシロキサン」などの名前で記載されており、髪表面をなめらかにし、指通りを良くする働きがあります。ただし、重ね使いすると髪が重く感じたり、根元のボリュームダウンにつながることもあるため、自分の髪質に合わせて選びましょう。
代表的な成分とその役割一覧
| 成分名 | 主な役割 |
|---|---|
| ラウレス硫酸Na | 強い洗浄力・泡立ちが良い |
| コカミドプロピルベタイン | マイルドな洗浄力・低刺激 |
| グリセリン | 保湿・しっとり感アップ |
| ヒアルロン酸Na | 高い保水力・うるおいキープ |
| ジメチコン | 指通り向上・ツヤ出し効果 |
ポイントアドバイス(櫃姐風)
「自分の髪質や悩みに合わせて成分を選ぶことが大切です!例えば、パサつきが気になるなら保湿成分入りがおすすめ。逆にボリュームが欲しい場合はシリコーン少なめの商品をチェックしましょう。」
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3. 成分表の並び順と読み解き方
シャンプーやトリートメントの成分表を見て、「何からチェックしたらいいの?」と迷う方も多いですよね。実は、日本の化粧品やヘアケア製品の成分表にはルールがあるんです。まず知っておきたいポイントは、配合量が多い順に成分が記載されているということ。つまり、一番最初に書かれている成分ほど、その商品にたっぷり使われているんですよ。例えば「水」が一番最初なら、ベースが水ということ。次に「ラウレス硫酸Na」など洗浄成分や保湿成分が続きます。
また、1%未満の成分は順不同で記載されるという特徴も知っておくと便利です。例えば、香料や防腐剤などは1%以下の場合、どこに書かれていてもおかしくありません。そのため、パッと見て中間〜後半に書かれている成分については「量は少なめだけど役割がある」と理解しましょう。
コツとしては、最初から3〜5番目までの成分をチェックすること。ここに保湿成分や植物エキスなど自分の髪悩みに合ったものが入っていれば、その商品はあなた向き!逆に、強い洗浄成分やアルコール系が上位にある場合は、頭皮や髪が乾燥しやすい方は注意が必要です。
このように成分表の並び順を意識して読むことで、自分にぴったりのシャンプー&トリートメント選びがぐっと楽になりますよ。
4. 日本特有の成分・用語
日本のシャンプーやトリートメントには、海外とは異なる独自の成分や表現が多く使われています。特に和漢植物エキスやアミノ酸系成分は、日本で非常に人気が高く、商品の特徴として強調されることが多いです。
和漢植物エキスの特徴
和漢植物エキスとは、日本や中国の伝統的な薬草をベースにした自然由来のエキスです。髪や頭皮への優しさと保湿効果、健やかさをサポートするため、多くの日本製ヘアケア商品に配合されています。
| 成分名 | 効果・特徴 |
|---|---|
| ツバキ油(椿油) | 保湿、ツヤ出し |
| ユズ果実エキス | 頭皮環境を整える、香りが良い |
| センブリエキス | 育毛サポート、頭皮ケア |
| ヨモギエキス | 抗炎症、保湿 |
アミノ酸系成分について
アミノ酸系洗浄成分は、低刺激で髪や頭皮へのダメージが少なく、日本では「敏感肌向け」や「子どもにも使える」として注目されています。「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」などが代表的な表記です。
主なアミノ酸系成分と特徴
| 成分名 | 特徴 |
|---|---|
| ココイルグルタミン酸Na | 低刺激、しっとり仕上げ |
| ラウロイルメチルアラニンNa | 泡立ちが良い、さらっと仕上げ |
日本メーカー特有の用語解説
日本製品では、「無添加」「弱酸性」「地肌ケア」「補修」など、安心感や機能性を強調する言葉がよく使われます。
- 無添加: パラベンやシリコンなど特定成分不使用を示す場合が多いですが、その内容はメーカーによって異なるので注意しましょう。
- 弱酸性: 人間の肌と同じpH値で、刺激が少ないことを意味します。
- 地肌ケア: 頭皮の健康を重視した処方であることを示します。
- 補修: ダメージヘアを補修し、健やかに導くという意味合いです。
日本ならではのこだわりが詰まった成分や用語を知っておくことで、自分に合ったシャンプー・トリートメント選びがより楽しく、納得できるものになります。
5. 敏感肌・アレルギー体質の人が見るべきポイント
敏感肌やアレルギー体質の方にとって、シャンプーやトリートメントの成分表をしっかりチェックすることはとても大切です。日本国内では、成分表示義務があるため、安心して選ぶためにも以下のポイントを押さえておきましょう。
香料・着色料・防腐剤に注意
敏感肌の方がまず注目すべきなのは「香料(フレグランス)」や「着色料(カラーリングエージェント)」です。これらはアレルギー反応や刺激の原因になりやすいため、「無香料」や「無着色」と記載された商品を選ぶと安心です。また、「パラベン」や「フェノキシエタノール」などの防腐剤も、人によっては刺激となる場合がありますので、できるだけ含有量が少ないものをおすすめします。
界面活性剤の種類を確認
洗浄成分である界面活性剤にはいくつか種類があります。「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」など強い洗浄力の成分は、頭皮への刺激が強い傾向にあります。敏感肌には「ココイルグルタミン酸Na」「コカミドプロピルベタイン」など、アミノ酸系やベタイン系のマイルドな成分がおすすめです。
植物エキス・天然成分にも要注意
一見安全そうな植物エキスや天然由来成分でも、人によってはアレルギー反応を起こすことがあります。例えば「ラベンダーエキス」「カモミール抽出物」「オレンジ油」などは人気ですが、ご自身が過去に反応したことのある植物名は避けるようにしましょう。
パッチテストを習慣に
初めて使う製品の場合は、使用前に必ずパッチテストを行いましょう。二の腕や耳の裏など皮膚が薄い部分につけて24時間様子を見ることで、事前にトラブルを防ぐことができます。
日本製品特有の「低刺激処方」表示にも注目
日本では「低刺激処方」「アレルギーテスト済み」と記載されている製品も多く販売されています。ただし、すべての人にアレルギーが起こらないわけではないので、自分の体質と相談しながら慎重に選びましょう。
6. シャンプー・トリートメント選びのヒント
成分表を活用して自分に合うアイテムを選ぶコツ
シャンプーやトリートメントを選ぶ際、まず大切なのは「自分の髪質」と「悩み」をしっかり把握することです。たとえば、乾燥が気になる方は「保湿成分(グリセリン・ヒアルロン酸・加水分解ケラチンなど)」が上位に表示されているものがおすすめです。反対に、ボリュームダウンやベタつきが気になる場合は、「シリコン」「油性成分」が少ないものや「ノンシリコン」表記の商品が向いています。また、敏感肌の方は「サルフェートフリー(ラウレス硫酸Na不使用)」や「無香料」など低刺激処方を選ぶのがポイントです。
店頭でスタッフに確認したいポイント
実際にお店で商品を選ぶ際は、パッケージ裏の成分表だけではわからない疑問点をスタッフに質問しましょう。
例えば:
- この商品の主な洗浄成分は何ですか?(アミノ酸系、石けん系など)
- カラーリングした髪にも使えますか?
- 香りや仕上がりの特徴は?
まとめ:成分表で賢く選ぶために
成分表は最初は難しく感じるかもしれませんが、自分の髪質や悩みを明確にしたうえで必要な成分や避けたい成分を知っておくと、より自分に合ったシャンプー・トリートメント選びが可能になります。わからないことは遠慮なくスタッフに相談し、「自分だけのヘアケア」を見つけましょう!
